何処かの誰かの長い独り言

長い長い独り言

熱中症は気を付けていても難しい

猛暑日が続いていて身体中ベタベタ。お風呂を沸かす温度の設定が42℃のままだったので熱いお湯に連日浸かりまくっていたのだが


…いい加減40℃に設定を変更しなければ。

兎に角暑いので熱中症には気を付けているとは云え一昨年は家の中で熱中症になってしまい、近所のクリニックへ這うように言った記憶が蘇る。


クリニックの対応は本当にイマイチで、血液検査の結果、脱水もあり白血球が(正常範囲の上限は8500)私の数値は30000を超えていたのだが、クリニック内にもきちんとしたベッドがあるにも関わらず


私が寝せられたベッドは処置用の合皮の、つまりビニールのような熱を発散出来ない小さなベッドだった。当然ながら、暑さは酷い。点滴を抜去して逃げ帰りたくなるほど杜撰な対応だった。小さな紙コップにストローを刺した水を頭上に置かれただけ。


余りにも熱中症に対する対応が杜撰で正直がっかりした。身体を冷やすような処置もして貰えないので、点滴中無意識のうちにベッドの端に身体を寄せたのだが、ナースが


「落ちちゃうからちゃんと寝て!!」


…貴女が熱中症になればわかるよ、と口から思わず出そうになってしまった。アイスノンをタオルに包んだ物を「これ抱いていれば少しはマシかな?」と渡してくれたナースは同じマンションの住人である、それなりにベテランの方だったが


実際問題、アイスノンを抱かせるだけでは意味がないのだが、アイスノンを渡された時にはもう点滴も終盤であった。


なぜこの様な文句(だろう)

を書いたかというと、私は一応これでも医療従事者なのだ。ナースではないが、一応の処置ぐらい、わかっているつもりである。


…まあ仕方ないのだ。ヤブで有名なクリニックである事は既に私の住んでいる辺りでは周知の事実である。


おまけに医師が

「白血球が3万だなんて、次回も検査した方が良いね!次にまた増えていたら白血病も疑わしいからさ!」


閉口してしまった。

口は悪いが流石ヤブだなと…。


霧吹きなどで着衣を濡らされても良いように部屋着のワンピース一枚で行ったのに、白血病の疑いを掛けられるとは…。


実は母親が体調を崩して件のクリニックへ行って超音波検査を受けた時も


「腎臓に小さな石がびっしり、散弾銃のようにあるから、大きな病院で再検査をして下さい」と、紹介状を渡され、顔面蒼白で帰宅した事があった。


画像診断は得意分野なので、即座に母親に「そんなに結石がびっしり腎臓にあったらそんな風にはしていられないよ、私の推測だとあのヤブには血管の断面すら石に見えるのではないか?」と言ったが、母は素人なので「でも本当にね、石が…」と。


後日、大きな病院で再検査をしたところ、案の定、血管の断面だったのだ。


高い診療報酬を払ってまでする検査ではなかった事実が、あのクリニックには2度と行きたくない理由である。少し離れてはいるが今は私は医師がしっかりしておりナースが親切なクリニックへたまに足を運ぶ。


私は2017年にに気管支喘息を発症したのだが、その際の対応には本当に感謝しかない。


あれ?医療従事者なら自分の職場で診てもらえば良いのでは?という意見もあるだろうが、私の職場は専門的な分野に特化している上に医師だけではなく職員も激務である。


せいぜいインフルエンザのワクチンを打って貰うぐらいしかない。


ニュースを観れば「熱中症には気を付けて」

経口補水液が有効」「塩分も補給するように」という、若干突っ込みどころのあるアドバイスしか見かけない。


O塚製薬の経口補水液、ポカリなどにはナトリウム(塩分にカウントされる)が含まれているので、高血圧症の方がそれをすれば今度は他の疾患のリスクを高める可能性がある。


結局のところ、自分に合った対処をするしかないのだ。なるべく除湿をして、水道水を飲んで、健康な方は砂糖と塩分を水道水に混ぜて、手作りの経口補水液を作るのも良いと思うが、面倒臭さが勝ってしまうので


炎天下の中で農作業や軽作業をする方は熱中症を完全には防げないし、何なら家の中で熱中症を発症する患者数もかなりの数なので、24〜25度設定のエアコンを24時間稼働させておくのも良いかと思う。


私は身体の冷えが病気を作り出すと思っている方なので、靴下は必須アイテムだ。


靴下を履いてそれなりに湿度の低い部屋にいるようになってからは熱中症を発症していない。


また、徒歩で通勤する際は、安くても良いので日傘をさすのも効果的だ。大した美人でもないのになんとなく日焼けをしたくない意識高い系に見えてしまうのは致し方ない。


背に腹は代えられないのだ。


そして私は仕事を現在少しの間休養中。

寝室に篭りきりで横になっているというだらしないスタイルだが、女性なんて何割かはそんなものだろう。


長々愚痴やら何やら書いてしまったが今日はなんとなく思い出した不条理めいたクリニックの文句を書けてスッキリした。