何処かの誰かの長い独り言

長い長い独り言

徹底的に無駄を省いた美しさ

私はバッグとポーチに年間いくら費やしているかわからないほどのコレクターである。ちなみにハイブランドは卒業済だ。

 

最近、親友の持っているバッグに惚れた。親友の愛用バッグはシンプルを極めており、無駄に服から浮かずに、でもお洒落なバッグだった。

 

親友から、私の誕生日に香水か親友と同じバッグかどちらかをプレゼントしてくれると言われたのだが私は香水も好きで、しかも親友がプレゼントしてくれようとしていた香水は日本では手に入らない貴重な物だったので、香水を選んだ。暑い時期にぴったりの凄く爽やかな香水だったので本当に嬉しかった。しかもポーチまでプレゼントでいただいた。

 

…というわけで親友の今年の誕生日にはどんな物が欲しいか今から探りを入れておこうと思いつつ話をしているのだが、今のところ彼女は「物欲がない」を連呼している。これはもうずっと前からなので悩みつつも、プレゼントを今から考えるのは楽しみだったりもする。

 

そんな私だが、自力でシンプルなバッグを探す事にした。なるべく長く使える本革で、柔らかさがあり、軽い物が欲しかった。そして出会ったバッグはこのようなバッグである。

 

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renという、割とセレクトショップで見かける事のある「2wayレジ袋バッグ」という商品で、これは素晴らしいと思った。

 

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先ずショルダーとして使うとこのような感じになる。兎に角シンプルである。

 

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手提げにもなる。無駄のない美しいバッグだ。

 

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このバッグをInstagramで紹介したところ、同じ物の色違いを持っているという方がいて、やはりこの軽さや柔らかさが良いとの事だったが、この徹底的に無駄を省いたデザインなのにもかかわらず2wayである事は素晴らしい。

 

通常、2wayバッグは金具を付けて形状を変えるのだが、このバッグは持ち手の長さの短い方か、長い方かで見た目が変わる。ショルダーとして使うと荷物の重みでこのような形になる。

 

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横から見るとこのようなイメージで

 

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正面から見るとこのように見える。

ここまで無駄を省きながらもお洒落感を損なわずに垢抜けているバッグは美しいと思う。荷物もだいぶ入る上に、美しい。

 

実用性とデザイン性のどちらも兼ね備えているのに徹底的に無駄を省いたバッグをデザインする方を尊敬せずにはいられない。日本では一般的ではないだろうが、企業に「お礼の手紙」を出すことのあるアメリカ文化が栄えていたら間違いなく私はこのブランドに手紙を出したい。

 

バッグコレクターの行き着いた先はこんな感じだ。

 

金具すらなく、レジ袋からインスパイアされたデザインなだけある。しかしレジ袋型のバッグならば世の中に沢山あるのだが、持ち手の関係でどうしてもスーパー帰りの主婦のように腕からぶら下げる事になりがち。

 

持ち手を重ねて持つと形状が損なわれてしまうので妙に服と合わなかったりもするので、レジ袋型バッグと云えど、これはもはや別格だと言いたいし、価格も40歳手前の中年女である私には安過ぎず、また高額でもない。

 

とはいえ私にはまだ「使ってあげるべき」なバッグが沢山控えているので、毎日使うというわけでもないが恐らく荷物が多い時はこのバッグを選択するだろう。

 

明日がその日である。荷物がいつもより増える日だ。これからもバッグを選び、服を選び、化粧品を選べるという自由を満喫しようと思う。